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高校中退からの大学合格体験記(続き) (by Takashi from Ritsumeikanさん)
(前を読む)
人により『ほとんど勉強をしなかった』『劣等性だった』の基準が死ぬほど異なるのであえて客観的に判断ができるように言いますが、大検合格当時の僕の学力は非常に乏しく、冬の試験で全科目合格して次の年春から一年間予備校に通って大学受験の勉強したのですが、試しに世界史でセンター試験模試を受けた時の数字…偏差値でいうと20ちょっとだったと思います。800以上いる模試受験者の中で最下位でした。高校の世界史の授業を一度も受けたことがないのですから、どれほど“常識”である高等学校の世界史用語すら耳に入ったことがないわけで、ある意味当然の結果ではありますが…最下位っていうのは我ながら驚きましたね。
他の科目に関しては一般常識で解きました。僕の年だけたまたま簡単だったのかも知れませんが、例えば地学で地球が誕生してからどれだけ経ったか四択:A46億年 B4600万年 C…といった問題には解けない人の方が少ないのではないでしょうか。
大検を受検される方の学力は本当に広範囲に及びますので一概には言えませんが、上の問題を笑い飛ばせる人、具体的には大学受験の偏差値が35以上ある人は大検、とれます。大検の過去問を買って実際にやってみるといいでしょう。もっとも大学生や生徒を指導する立場にいる人間にとって当然すぎるくらい当然のこういった作業(過去問研究→自分に足りない点を知る→克服)がなかなか難しいんですけどね、特に全て一人でやろうとすると。
上の問題がわからないレベルの人も大検受験生の中は大勢いると思います。僕が出会ったことのある一人は、日本語の読み書き能力が著しく低く「気を付ける」を「きょつける」と書いていました。彼は普通に会話ができるので知恵が遅れているといったことではないんですが、やばり小学校のころから勉強が苦手なのでしょう。真に大検が難関になるのは彼らだろうと思います。
僕のこの文章を読める(このサイトに辿り着き、この長文のなんたるかを嗅ぎ取り、ここまで読み進めるだけの知的)能力のある人ならば、努力次第であるいはいまの学力で大検には合格できます。とにかくこれから大検を受けようとしている方の中で「大検は難しそう」というただ世間のイメージに怖気づき受験を放棄しようとしている人がいるとすれば、それは思い込みだから、とにかく、動け!と僕は声を大にして言いたいのです。
そしてある程度の資金をためることができ一年間予備校でやっと「授業を受けられる」ことになった僕は現代文の偏差値50前後を除き全て偏差値20近い状態からスタートし、約11ヵ月後の立命館の入試で合格点を勝ち取ることに成功したのでした。私大型の英・国・社の中の英語は、大検では選択科目だったため逃げられましたが大学受験ではそうも言ってられないしもっとも早く手をつけるべきだと考えたので、予備校に通う1月半前、2003年の3月1日からある予備校の個別教育(家庭教師みたいなもん。1対1で教わる)に通い勉強を開始し、ここで週に2時間教えてもらいました。これは「2時間」の勉強時間よりも、予備校入学までの家での独学で何をするかの方向性を示してもらった点でかなり有意義なものでした。ちなみにその日まで僕は「不定詞」や「関係代名詞」「現在完了」といった言葉すらを聞いたことがありませんでした。“I-my-me-mine”は覚えてたので言えましたが一方で“he-ヒマー-ヒマー-…”とか言ってました。
大検から大学受験を、僕と同じように目指す人にとって最大の敵は英語ですね。僕も二十歳すぎてから英語なんていくらやっても身につくわけねーだろとか勝手に思い込んだり、5月ごろには諦めて予備校も辞めてるんじゃないだろうかとか不安で仕方がなかったですが、はっきり言いますが、大学受験の英語に年は関係ありません(ただし語学のセンスはある程度必要だし、ネイティブ並みに喋れるようになるのはたぶん大人になってからの勉強では無理です)。
最終的に社会は捨て英・国の二教科で受験したので一年の勉強時間のほとんどを英語にあてていたのですが(数字の上では最終的に68.1まで伸びました)、今の大学に合格できたことは僕にとっての大きな誇りであり自信です。今は公認会計士を目指して勉強しています。
大検はとってしまえば、特に大学に入ってしまえばむしろ誇りになります。これから大検を受ける方には本当に頑張ってほしいです。大検に苦労している人の多くは以前の僕と同じように、何をすればいいのかわからなかったり基本的な生活習慣からつまずいている人ではないかと思います。大検を自分を変える契機と考えて「まずやってみること!」です。具体的に言うと、本屋に足を運ぶ、過去問に目を通す、大検経験者や先生に相談する、とかね。照れがあってそれすら無理ならば、まずその問題をどう解決するか、が先でしょう。とにかく「やってみて」下さい。
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